エストニアの文化に触れる

Source: Visit Estonia

エストニアの文化に触れる

 エストニアには、歌やダンス、色鮮やかな手工芸品、薪サウナ、素朴な料理など、豊かな文化遺産があります。マーケットやワークショップ、博物館、フェスティバルなどで、エストニア文化の伝統的な面と現代的な面を直接体験しましょう。

歴史的な伝統

ラクヴェレ城

ラクヴェレ城の歴史は13世紀にまで遡ります。

Photo by: Mats Õun

エストニアは何千年も前から独自の文化を持っています。中世の時代、タリンの街は商人たちで賑わい、ヨーロッパの隅々まで貿易を行っていました。バスティオン・パッセージズタリン市立博物館では、昔のタリンの暮らしぶりを知ることができます。ラクヴェレ (Rakvere) やクレッサーレ (Kuressaare) 、ナルヴァ (Narva) にも、家族全員で楽しめる城塞があります。さらに古くからの伝統に触れたいなら、サウナ村(Saunaküla)の薪を使ったサウナを訪れて、エストニア人が何世紀にもわたって行ってきたように、体と心を清めることができます。


表現豊かな歌と踊り

舞い上がるダンサーたち

2019年のタリン歌と踊りの祭典では、43,802人が出演しました。

Photo by: Marko Mumm

エストニアは、世界でも有数の民謡のレパートリーを持つ国です。歌は、エストニア語の詩的で古風な美しさを表現し、しばしば踊りを伴います。タリンの歌の祭典は、エストニア民謡の合唱を聴くには絶好の機会で、5年に1度開催されます。また、エストニア民謡の代表的なものに、エストニアの民族叙事詩「カレヴィポエグ(Kalevipoeg)」があります。この物語は、敵と戦い、エストニアの王となる若者の物語です。カレヴィポエグ博物館では、この物語とエストニアに実在する場所との関連について学ぶことができます。


手工芸品体験

Photo by: Visit Estonia

エストニアの美は、活気に満ちていて実用的で、木工品からテキスタイルまで、あらゆる工芸品に見ることができます。エストニアの民族衣装は、縞模様のウールで作られており、色の組み合わせはこの国を象徴しています。エストニア野外博物館(Estonian Open Air Museum)やアヴィヌルメ木工品センター(Avinurme Woodworking Centre)で開催されるワークショップに参加して、自分だけのバスケットを作ってみるのはいかがでしょうか。パルヌのマールヤ・マグダレナ・ギルド(Maarja Magdalena Guild)では、ワークショップに参加したり、地元のアーティストの作品を購入したりすることができます。エストニア応用美術デザイン博物館(Estonian Applied Art and Design Museum)では、エストニアのデザイナーによるモダンなアイテムが展示されていますが、伝統の影響もはっきりと見ることが出来ます。