エストニアには、歌やダンス、色鮮やかな手工芸品、薪サウナ、素朴な料理など、豊かな文化遺産があります。マーケットやワークショップ、博物館、フェスティバルなどで、エストニア文化の伝統的な面と現代的な面を直接体験しましょう。
エストニアは、世界でも有数の民謡のレパートリーを持つ国です。歌は、エストニア語の詩的で古風な美しさを表現し、しばしば踊りを伴います。タリンの歌の祭典は、エストニア民謡の合唱を聴くには絶好の機会で、5年に1度開催されます。また、エストニア民謡の代表的なものに、エストニアの民族叙事詩「カレヴィポエグ(Kalevipoeg)」があります。この物語は、敵と戦い、エストニアの王となる若者の物語です。カレヴィポエグ博物館では、この物語とエストニアに実在する場所との関連について学ぶことができます。
エストニアの美は、活気に満ちていて実用的で、木工品からテキスタイルまで、あらゆる工芸品に見ることができます。エストニアの民族衣装は、縞模様のウールで作られており、色の組み合わせはこの国を象徴しています。エストニア野外博物館(Estonian Open Air Museum)やアヴィヌルメ木工品センター(Avinurme Woodworking Centre)で開催されるワークショップに参加して、自分だけのバスケットを作ってみるのはいかがでしょうか。パルヌのマールヤ・マグダレナ・ギルド(Maarja Magdalena Guild)では、ワークショップに参加したり、地元のアーティストの作品を購入したりすることができます。エストニア応用美術デザイン博物館(Estonian Applied Art and Design Museum)では、エストニアのデザイナーによるモダンなアイテムが展示されていますが、伝統の影響もはっきりと見ることが出来ます。