エストニア南東部とロシア北西部にまたがる地域に住む少数民族で独自の言語を持ち、印象的な歌声の遺産、伝統的な村、郷土料理が有名です。

その地理的位置から、宗教、ルーツなど、セトの文化はしばしば2つの世界の境界に存在しているとみなされています。ヨーロッパの先住民族の文化を探究したければ、エストニアの南東部の国境にあるセトの伝統的な村に行ってみましょう。

セトの人々は、歴史の中で自分たちの伝統的なルーツと密接に結びつき、独自の言語や民族衣装など、独自のライフスタイルを誇っています。また、セトの人々は伝統的な多声部歌唱でも知られており、年配の人から若者まで幅広く歌い継がれています。セトでは、自家製のパイや湖の魚、乳製品などをぜひ味わってみてください。

2007年、欧州委員会は「European Destinations of Excellence（EDEN）」コンテストを開始しました。セト地方は、エストニアの隠れた宝でフードツーリズムの目的地として、2015年に「EDEN」部門でノミネートされました。