料理の体験

Source: Renee Altrov, Visit Estonia

美味しい料理は、舌を楽しませてくれたり、食事中に仲間と楽しむことができたりと常に大切な体験です。しかし、エストニアには、美味しいだけではない場所が増えてきています。このような場所では、食品がどのように作られ、どこで栽培されているかを知ることができます。

料理のエクスカーションはとても人気があります。タリンをはじめとするエストニア全土で開催されるこのツアーは、セットプログラムとして提供されるほか、お客様のお好みで組み立てられるテーラーメイド旅行もあります。 

博物館の展示やプログラムで料理をテーマにしたものは、教育的でかつ楽しいものが増えています。時代が変わっても、重大な戦争が起きても、人々は食事をし、料理の伝統がそれぞれの時代の精神や人々について多くのことを物語っていることは言うまでもありません。例えば、パルヌ博物館のグルメ向けガイドツアーでは、展示とその時代にちなんだお菓子の試食会がセットになっていたり、野外博物館ではペイプシ(Peipus)〜ロシアとセト(Seto)の食文化ワークショップが開催されています。この他にも、食の歴史を感じさせる場所はたくさんあります。例えば、ヘレヌルム水車(Hellenurme)では、「水からパンへ、水車で小麦粉が作られ、パン屋でパンが作られる様子」と題したワークショップが開催され、本物の自然や文化体験を提供する企業に与えられる品質マーク「EHE」を誇らしく掲げています。

プロやアマチュアのシェフが指導する料理のワークショップは教育的で社会的なエンターテインメントと言えるでしょう。学習は街中だけで行う必要はありません。料理の体験とエストニアの自然への旅を組み合わせることもできます。例えば、プルヴァ県(Põlva)のコプリ・ファームキッチン(Kopli Farm Kitchen)や、ムフのナウツェ・ミフクリファーム(Nautse Mihkli farm)は、料理教室の主催者として有名です。また、小規模な生産者を訪問して料理を体験する方法もあります。

食は、アクティブな休暇と結びつけることもできます。多くの農村観光企業は、ガイド付きのキノコ狩りやベリー摘みのツアーを提供しています。また、釣りのツアーでは、釣ったばかりの新鮮な食材を使った料理教室を開催しています。

料理に興味がない人でも、食べることを面白くする方法を見つけられるほど、食は多様なテーマを持っています。例えば、いつもとは違う場所にごちそうを注文したり、ブラインド・ディナーで自分の味覚を試してみたり。