エストニア観光で失敗しないための5つのポイント

エストニア観光で失敗しないための5つのポイント

Source: Jaanus Ree, Visit Estonia

エストニアを訪れる人は、時々この5つの間違いを犯すことがあります。どれもエストニアから追い出されることはありませんが、後から気づいて悔しい思いをするかもしれません。下記のアドバイスに従って、失敗の一つや二つを事前に回避しましょう!


5. タリンから出ない

タリンは魅惑的な街です。旧市街は中世の魅力にあふれ、石畳の通りを何日もかけて歩き回ることができます。ピリタのビーチでのんびりしたり、カドリオルグの緑の中を散策したり、カラマヤ地区の最先端の流行の雰囲気に浸ったりと、タリンには散策の機会が無数にあります。冬には、ヨーロッパ有数のクリスマスマーケットでグロッギを飲んだり、スパでリラックスするのも良いでしょう。フェスティバルやバレエを鑑賞したり、レストランで食事を楽しむこともできます。しかし、エストニアにはもっと多くの魅力があります!

都会の冒険がお望みなら、いっそタリンを飛び出してみてはいかがでしょうか。2時間もあれば、エストニアの3大都市である、タルトゥ、ナルヴァ、パルヌのいずれかに行くことができます。

  • タルトゥはエストニア第2の都市です。規模は2番目かもしれませんが、タルトゥはエストニアの心臓部でありエストニアの魂であるとも言われています。大学都市であるタルトゥには、若いエネルギーとそれに見合った文化的イベントがあります。
  • ナルヴァはロシアとの国境にあり、東洋と西洋が融合した興味深い街です。ナルヴァ城の展示品を見たり、クリーンホルム織物工場で前衛的なアートシーンを見たりすることができます。
  • パルヌは夏になるとイベントが充実し、活気づきます。オフシーズンのパルヌも同様に魅力的ですが、少しばかり静かなのが残念です。何もせずゆっくり過ごしたい人は、砂浜で日光浴をしたり、散歩を楽しんだりすることができます。

この3つの都市以外にも、国内には趣のある村や町がたくさんあります。ハープサルラクヴェレヴィリャンディなど、人里離れた都市を訪れてみてはいかがでしょうか。



4. 都市部のみの滞在

エストニアはヨーロッパで最も人口密度が低く、国土の50%以上が森林に覆われています。自然の中で過ごす時間は、国民の楽しみですが、せっかくエストニアに来たのに、街から出ないのはもったいない!

アドベンチャースポーツ、森の中のハイキング、サイクリング、カヤック、水泳、ビーチやキャンプファイヤーの前でのリラックスタイムなど、外で体験できることがたくさんあります。さぁ、お好きなものを選んでみましょう。また、冬でも家の中にいる理由はありません。スキー、犬ぞり、ソリ、アイススケート、雪に覆われた木々の中で過ごす静かな時間など、雪を存分に楽しむことができます。

タリンは息をのむような美しさですが、自然もあなたを待っていますよ。



3. 本土を離れない

2,222の島々、3,800kmの海岸線、1,562の湖があるエストニアでは、国中どこへ行っても水から遠く離れることはありません。エストニアに来たからには、本土でのみ過ごすのはもったいない!島を1つ、2つ選んでフェリーに乗り込み、探検してみてください。エストニアで最も大きな2つの島、サーレマー島とヒーウマー島はいかがでしょうか。もしくは、パルヌからキヒヌ島まで船で行き、キヒヌ島の伝統的な文化について学んでみるのもいかがでしょうか。また、タリンからアエグナ(Aegna)、ナイサール(Naisaar)、プラングリ(Prangli)行きのフェリーに乗れば、フィンランド湾の北側まで行くことができます。

海に出なくても、足元を濡らすことは可能です。ボグ(湿原)の上を通る木製の歩道を通って、ボグ・プールの暗い水の中に飛び込んだり、のボグ専用の靴を履いてガイドと一緒にボグの上を歩いたりしてみましょう。

そしてもちろん、エストニアには川や湖もあります。ペイプシ湖はヨーロッパで4番目に大きな湖で、エストニアとロシアの自然的国境の一部になっています。この湖の周辺には、オニオンロードやエストニアのオールド・ビリーバーたちの村があります。エストニアでは、過去3世紀にわたってオールド・ビリーバーたちが自分たちの文化を守ってきました。ペイプシ湖に浮かぶ島、ピーリッサール島(Piirissaar)にある村は、観光客を受け入れています。

キヒヌ島の灯台

Photo by: Priidu Saart



2. エストニア料理を食べない

エストニアへの旅は、クリーミーなバターを塗ったライ麦パンや、森で採れたばかりのイチゴやブルーベリーを食べずに終わることはないでしょう。秋にはキノコ狩り、短い旬の時期には手摘みのワイルドガーリックを楽しむこともできます。甘いスイーツがお好きなら、リンゴとコフピーム(kohupiim)をのせたタルトや、子供に人気のチョコレートで覆われた人気商品コフケ(kohuke)がお勧めです。

エストニア料理は、地元の畑や農園、森で採れた新鮮な旬の食材が使われていることで知られています。エストニア料理のルーツは、ボリュームたっぷりの農民料理ですが、現代のエストニアのシェフは、代表的な食材を使い、新しい北欧料理を取り入れています。エストニアは、バルト海沿岸の国としては初めて、ミシュランガイドに掲載されました。全国31のレストランが選出され、その中でもタリンにあるレストラン2軒が、ミシュランの星を1つずつ獲得しました。

Nõmme ファーマーズマーケット

Photo by: Patrik Tamm




1. 全てを見たつもりでいること

恐らくあなたはタリンにのみ行ったことがあり、バケットリストに書かれたエストニアにチェックを入れてもいいと思っていることでしょう。でも、それは最大の間違いですよ!