エストニアはヨーロッパで最も手つかずの自然が残っており、何百種類もの鳥が生息し、さらに多くの渡り鳥が飛来するため、バードウォッチング愛好家にとって最高の場所です。
湿原、海岸線、島々、そして国土の半分以上を森林が占めるエストニアは、ヒグマ、オオヤマネコ、オオカミ、アザラシなどの動物はもちろん、300種以上の鳥類にとって魅力的な生息地となっています。また、6種類のワシ、8種類のキツツキに加え、コウノトリ、フクロウなどの希少種を観察することもできます。エストニアで24時間以内に見られる鳥の種類の数は、なんと194種類で、スペインに次いで2番目に種類が多い地域となっています。エストニアでは、毎年1300万から1900万組の鳥が巣を作り、そのうち900万羽が冬を越します。
エストニアは、北米、ヨーロッパ、アフリカを結ぶ世界最大級の渡り鳥の移動ルートである東大西洋フライウェイに位置しているため、エストニアの全国各地にバードウォッチングのスポットがあります。西海岸にあるマッツァル国立公園(Matsalu)は、大きな湾があり渡り鳥が立ち寄る重要な場所のひとつです。また、北西の海岸線にあるノーヴァ自然保護区(Nõva)は、多くの鳥が降り立つポーサスペア岬(Põõsaspea )を含めプライムロケーションとなっています。南部のペイプシ湖(Peipsi)やヴォルツヤルヴ湖(Võrtsjärv)付近の草地もバードウォッチングに良い場所です。