エストニアでエコを実践しよう

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エストニアでエコを実践しよう

Source: Peeter Järvelaid, Visit Estonia

Visit Tartu - エストニアのサステイナブルな第二の都市

タルトゥはエストニアで2番目に大きな都市ですが、エストニア初の大学、初の歌の祭典、そして今回、欧州委員会の「100 Climate-Neutral and Smart Cities」に参加したエストニア初の都市など、この国で最も重要な「初」が数多く存在する都市でもあります。

タルトゥはエストニア文化の中心地とも言われ、2024年には "The Art of Survival "をテーマにした欧州文化首都になる予定です。このプログラムの核となるのは、サステナビリティです。タルトゥの歴史は1030年まで遡り、バルト三国で最も古い都市であることを考えると、この都市はサバイバルのエキスパートであり、サステナビリティにフォーカスしているからこそ、それが可能なのだと言えるのではないでしょうか。

エストニアの首都とタルトゥは列車で2時間の距離にあり、旅程に組み込みやすい場所です。大学のエネルギー、歴史、イノベーションが融合したタルトゥは、環境問題に関心の高い旅行者にとって魅力的な街です。

便利で効率的な公共交通機関

2019年、タルトゥは「Smart Bike Share」という人気の自転車シェアリングプログラムを導入しました。開始以来、利用者は250万回以上利用し、合計660万キロメートル以上もの距離を自転車で移動がされました。また、この街のバスは、地元で生産されたバイオ燃料を使用しているため、環境にやさしい乗り物です。この街はコンパクトで、公共交通機関が発達しているため、ほとんどの観光スポットに15分以内で行くことができます。


流行に敏感な人達が集まる活気ある街で、
サステナブルなショッピングを楽しむ

タルトゥの工場跡地を利用した複合施設Aparaaditehas(英語でWidget Factory)は、オフィス、カフェ、ショップ、生活空間が一体となり、廃墟に生命が吹き込まれた代表的な例といえるでしょう。このエリアには、環境に配慮した製品に焦点を当てた店舗が多数あります。例えば、Mari Upcycle Studioは廃棄された椅子の生地からバックパックを作り、iLLIMORは持続可能な方法で調達された生地やデッドストックの生地から衣服を作っています。また、元ブーツ工場の跡地には、印刷とペーパーアートのセンターであるTYPAがあります。古本の表紙や100%再生紙を使ったノートなど、ステーショナリーの品揃えも充実しています。

Aparaaditehas(Widget Factory)

Photo by: Maanus Kullamaa, Visit Tartu


フルシチョフカからスマートフカへ

SmartEnCityツアーでは、タルトゥの都市計画の過去100年間を概観することができます。鮮やかな壁画や、1960年代に建てられた時代遅れのパネルハウス(フルシチェスカハウス)が、エネルギー効率の高いスマートハウス(スマートフカ)として生まれ変わる様子をご覧ください。


都市の中で育まれる自然

タルトゥで最も有名な緑地であるトーメの丘公園タルトゥ大学植物園は、いずれも数百年の歴史を持ち、タルトゥがいかに長い間都市の自然を大切にしてきたかを示しています。また、タルトゥ市内にはエマヨギ川が流れており、街にいながらにして森林浴を楽しむことができます。

タルトゥは、文化首都2024計画の一環として、市内の公園を活性化し、都市の生物多様性を高め、植物、小動物、昆虫、そして人間が共存できる環境づくりを目指しています。

エマヨギ川のほとりで憩う人々

Photo by: Riina Varol, Visit Estonia