タリン 2022年からユネスコ音楽都市に認定

タリン 2022年からユネスコ音楽都市に認定

Source: Aivar Pihelgas

タリンは2022年から「ユネスコ音楽都市」に認定されることになりました。

タリンはエストニア最大の音楽文化の中心地であり、歌やダンスのフェスティバルの他、大規模な国際フェスティバルやコンサートが開催されています。1869年に始まったエストニアの歌と踊りの祭典は、5年ごとにタリン郊外の専用の会場で開催され、この街の豊かな音楽を代表するイベントとなっています。(2023年6月30日~7月2日 XIIIユースソング&ダンスフェスティバル、2025年7月3日~6日 XXVIII ソングフェスティバル、XXI ダンスフェスティバルが開催される予定です。)その100年以上後の1988年には、歌の祭典会場で大規模な合唱のデモが行われ、いわゆる「歌の革命」が始まったと言われています。この出来事は、エストニアとバルト海の2つの隣国がソビエト連邦から独立するのに大きく貢献しました。また、タリン・ミュージック・ウィークもエストニアの首都に根付いた音楽イベントです。
 
ユネスコ事務局長のオードリー・アズレイは、11月8日にユネスコ創造都市ネットワークに新たに加盟する49都市を発表しました。その中には、2022年から「ユネスコ音楽都市」の称号が与えられるタリンも含まれています。
タリンの他に新たに音楽都市に指定されたのは、アブダビ(アラブ首長国連邦)、バトゥーミ(グルジア)、ベルファスト(アイルランド)、フアンカヨ(ペルー)、イバゲ(コロンビア)、ハリコフ(ウクライナ)、ロンドン(カナダ)、ポートルイス(モーリシャス)、レシフェ(ブラジル)、サンティアゴ・デ・クーバ(キューバ)、ハラパ(メキシコ)です。