タリンからの日帰り旅行で人気の5つのコース

タリンからの日帰り旅行で人気の5つのコース

Source: Renee Altrov, Visit Estonia

タリンにも緑がたくさんありますが、森の木陰で休んだり、滝のせせらぎに耳を傾けたりしたいなら、日帰りの旅に出てみましょう。2021年にVisit Estoniaが収集したデータより、タリンからの日帰り旅行で最も人気がある5つのコースをご紹介します。

タリン東部への日帰り旅行

イェガラの滝

イェガラの滝

冬になると水が凍り、氷の壁ができます。

Photo by: Jan Vutt

イェガラの滝は、エストニアで最も幅の広い滝です。幅50メートル、高さ8メートルのこの滝は、冬に訪れると水が凍り、氷の壁のような不思議な情景を生み出します。

イェガラの滝はタリンから東へ車で30分、バスの場合は最寄りのバス停から約1.2 kmの場所にあります。

近くにはユエラフトゥメ石窟群(Jõelähtme)があり、さらに東へ行けばラヘマー国立公園や北部海岸沿いの趣のある漁村を散策することができます。イェガラの滝は、次に紹介するヴィル湿原(Viru)のトレイルと組み合わせるのがピッタリです。


ヴィル湿原のスタディ・トレイル

ヴィル湿原のボグ展望台

エストニアの湿原の静かな水面に映る空をご覧ください。

Photo by: Visit Estonia

ヴィル湿原のスタディ・トレイルは、誰にでも利用しやすいように配慮して設計されています。トレイルの最初の区間は、車いすの方やベビーカーを持っている家族が利用できる木製の遊歩道になっています。遊歩道の終点には展望台があり、ラヘマー国立公園の風景を見渡すことができます。

ヴィル湿原のスタディ・トレイルは、タリンから東のナルヴァへ向かう道を車で45分ほど走ったところにあります。バスで行くことも可能で、バス停から湿原の入口までの距離は1 km弱です。

ハイキングの後、もう少し外で過ごしたいという方は、北へ向かってください。そう遠くないところに、エストニア本土の最北端であるピュレッカリ岬(Purekkari)があります。また、絵に描いたような漁村カスム村(Kasmu)には、自然や文化史のトレイルが整備されており、趣のある風景を眺めることができます。


タリン西部への日帰り旅行

ケイラ滝

ケイラ-ヨアの滝

滝を間近で見たい方は、レインジャケットを持参してください!

Photo by: Julia Kivelä

ケイラの滝は、エストニアで3番目に大きな滝です。滝に行くまでに2つの吊り橋があり、滝の上と下にある小道は絶好の撮影スポットになっています。

滝は、タリンから西へ車で約40分のところにありますが一番近いバス停は、滝から僅か400mと至近距離にあります。

ケイラの滝を訪れたついでに、周辺を散策してみてはいかがでしょう。改装されたケイラ-ヨア・マナー(Keila-Joa Manor)でコーヒーとケーキを楽しんだり、ケイラ-ヨア公園のネイチャートレイルでハイキングを楽しんだりしましょう。このエリアでもっとアドベンチャーを楽しみたい方は、ラウラスマー・ビーチ(Laulasmaa beach)の歌う砂浜を訪れたり、ホテル・ラ・スパのウォーター&サウナ センターでは屋外で長い1日を過ごして疲れた身体をリラックスさせることができます。


マリメッツア・ボグ・ハイキング・トレイル

マリメッツア・ボグ・ハイキング・トレイル

自然の中に身を置きましょう。

Photo by: Julia Kivelä

マリメッツァ・ボグ・ハイキング・トレイルは全長9Kmあり、タリンからの1日旅行に最適です。通常、ハイキングには4~5時間かかります。トレイルが長く続きますが、所々濡れていることがあるので、滑らないように準備をしてから行きましょう。

バスでのアクセスも不可能ではありませんが、車でのアクセスが便利です。タリンから車で1時間半ほどで、登山口には駐車場があります。ハイキングの後、まだ体力があるようならハープサルで夕食をとったり、タリンに戻る途中でルンム採石場(Rummu)に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


ルンム採石場

ルンム採石場

廃墟と化した採石場で、水中に入り神秘的な体感をしてください。

Photo by: Kaupo Kalda

かつては石灰岩と大理石の採石場だったルンム採石場は、今では見る人を魅了する幻想的な光景となっています。工業用の建物や設備は、クリスタルブルーのラグーンの中に一部沈んでいます。夏の間は、SUPボードをレンタルしたり、ダイビングやシュノーケリングを楽しむことができます。

採石場はタリンから車で1時間のところにありますが、列車とバスを乗り継いで行くことも可能です。最寄りのバス停までは約1 kmです。

もっとアドベンチャーを望む人は、近くにあるジップライン(Padise High-Ropes course)はいかがでしょうか?採石場でアドレナリンを十分に放出したら、パディセの村を通るトレイルを散策し、パディセ・マナー(Padise Manor)でのグルメな食事で 1 日を締めくくるのがお勧めです。