秋のエストニア

秋のエストニアでは、公園や森で色鮮やかな紅葉を探しましょう。ハイキング、サイクリング、カヌー、カヤックや、キノコ狩りをして秋のごちそうを作りましょう。熱いサウナでリラックスしたり、スパで自分へのご褒美をしましょう。

エストニアを訪れるのに最適な季節はいつかとよく聞かれます。正直なところ、エストニアを訪れるのに悪い季節はありません！気候が涼しくなり、日が短くなっても、エストニアの秋は素晴らしい季節です。

エストニアの秋の都市旅行は、紅葉が一番の見どころです。黄金色に輝く黄色、錆びたような赤色、豊かな茶色など、短い都市滞在でも、紅葉でグリッドを埋め尽くしましょう。タリンは、街の約3分の1が緑地や公園で占められており、色とりどりの木々や植物を観察するのに最適なスポットです。カドリオルグ公園とカラマヤ公園は、紅葉が始まるとタリンで最もカラフルになるスポットです。旧市街の郊外にあるトームパークも秋の散策にぴったりの場所です。

ほとんどのエストニアの街がそうであるように、パルヌ(Pärnu)、ヴィリヤンディ(Viljandi)、ナルヴァ(Narva)の街も季節の彩りに満ちています。この3都市はいずれも、タリンから列車やバスで2時間半以内で行くことができます。1日かけて歩き回り、秋の雰囲気に浸るのもよし、ゆっくりと何日か宿泊して自分のテンポで旅をするのもよし。パルヌの海岸沿いの牧草地のハイキングコースや、ヴィリヤンディの城跡周辺の公園、ナルヴァ川の遊歩道沿いの紅葉をチェックしてみてください。

秋の絶景はどこで見られるのか？

答えは簡単、自然の中です。

エストニアの古代の湿原や森は、秋になると目を見張るような美しさを見せてくれます。それらの湿原や森を通る一流のハイキングコースの多くには、周囲の美しい景色を眺めるための展望塔があります。タリンからの日帰り旅行は、秋の澄んだ新鮮な空気を吸い込み、日常から離れ、自然の中で充電する機会を与えてくれます。真の自然愛好家なら、日の出とともに湿原を訪れ、別世界のような体験をしてみてはいかがでしょうか。

エストニアの国立公園

エストニアはコンパクトな国ですが、6 つの国立公園にはそれぞれ独自の個性があります。西の海岸沿いの牧草地、南のなだらかな丘、広大な湿原、そして原生林が点在しています。ハイキングブーツを履き、カメラを持って、忘れられない大自然の旅に出かけましょう。なにより、地球の果てまで行ったような気分になるかもしれませんが、実際には快適な休暇に必要な設備はすぐ近くにあります。

クマ、鳥、そしてボグシューズ！

エストニアがヨーロッパで最もヒグマの生息密度が高いことをご存知でしょうか。ヒグマは秋に最も活動的になり、長い冬の眠りの前に太るために餌を探します。秋は木々の葉が生い茂らず、森を歩き回るクマを見つけやすいため、ベアーウォッチングに最適な季節のひとつです。アルタグセ国立公園（Alutaguse）はクマを探すのに最適な場所のひとつです。

秋には鳥も活発に活動します。海鳥たちは冬の間南へ飛び、エストニアにある2,222もの島々や海岸沿いの入り江で休息をとります。エストニア最高のバードウォッチングスポットは、サーレマー島の西海岸にあるヴィルサンディ国立公園（Vilsandi）とエストニア本土にあるマッツァル国立公園（Matsalu）です。ヴィルサンディは水辺が特徴的で、公園の大部分はバルト海に囲まれた小さな島々で構成されています。マッツァルは海岸沿いの牧草地で知られ、何世紀にもわたる家畜の放牧によって作られた独特の環境です。

エストニアの湿原にスローガンがあるとしたら、それは "Fun for all seasons!"でしょう。四季折々、同じ木製の遊歩道を歩いて渡ることができますが、そのたびに違ったものを見ることができます。夏には緑豊かな湿原が、冬には白い湿原、秋には草木が黄色や茶色に色づき、静かな湿原の湖が淡い青空を映し出します。夜明けと夕暮れ時は、朝靄が立ち込めて景色が霞み、特に魅惑的です。エストニアを象徴する湿原を見るのに最適な方法のひとつは、ボグシューズを使うことです。スノーシューのように体重を分散させ、沈み込むことなくフワフワとした湿原の上を歩くことができます。

エストニアの秋のイベント

11月のBlack Nights Film Festival

PÖFFとしても知られるこの映画祭は、この季節のメイン文化イベントです。250本の長編映画と300本以上の短編映画を2週間のうちにできるだけ多く見ようと、映画ファンが11月にタリンに集まります。1000人以上の業界関係者やゲスト、160人以上のジャーナリストがこの映画祭のためにタリンにやってくるので、チケットを購入し、ホテルも前もって予約をしておきましょう。

その他各地のイベント

食：タリンとパルヌでは11月にレストラン・ウィークが開催されます。参加レストランは特別なテイスティングメニューを企画します。新しいレストランを試したり、昔からのお気に入りのレストランを再訪したりと、ユニークな料理体験ができます。

スポーツ：運動が好きな人は、秋の旅行プランにタルトゥを加えてはいかがでしょうか。タルトゥ・マウンテンバイク・マラソンは9月末に開催され、参加者は南エストニアの景色を楽しむことができます。10月にはタルトゥ・シティ・マラソンが開催されます。全行程が一つの長いループの様になっているため、同じ場所を何度も走ることはありません。更に、前夜に開催される4kmのフライデー・ナイト・ランは、家族全員で楽しむことができます！

文化: 音楽が好きな人は、9月に行われるクーレンホルム製造会社（Kreenholm Manufacturing Company）やナルヴァ港のローロ・アート・クラブ（Ro-Ro Art Club）など、ナルヴァのコンサート会場を訪れましょう。 バルト三国最大のデザインフェスティバル、タリン・デザイン・フェスティバル (Disainiöö) も9 月に開催されます。毎年9月の最終週末に開催される光のフェスティバルÖÖÖvalgelは、パルヌ最大の文化イベントです。

世界的な美術館や博物館、屋内アトラクション

秋にエストニアを訪れると、旅行中に雨が降る可能性が高くなります。もちろん、それでも地元の人たちが出掛けているのを見かけるでしょう。エストニア人の口癖は "天気が悪いなんてことはない、服装が悪いだけだ"と言います。しかし、旅行者としては天候に対する準備不足に陥るかもしれません。

そんな時は、幸いなことに、エストニアには250以上もの美術館や博物館があります！小規模で風変わりなものから近代的でインタラクティブなものまで、誰もが楽しめます。

芸術が好きな人のためのトピックス：

• テリスキヴィ（Telliskivi）にある世界的に有名なフォトグラフィスカ（Fotografiska）は要チェック
• タリンのカドリオルグ地区（Kadriorg）には、KUMU美術館とカドリオルグ公園がある
• 北エストニアのヴィーニスツ美術館（Viinistu）
• パルヌの新美術館

家族で楽しめるインタラクティブな博物館：

• タルトゥのAHHAA科学センター
• ヒウマー島（Hiiumaa）のウィンドタワー・エクスペリエンス・センター
• サーレマー島（Saaremaa）のThule Kodaシネマ＆ミュージアムとWOWエクスペリエンス・センター
• タリンのノブレスナー地区ににある、水上飛行機港博物館とプロト発明工場

文化や歴史について学ぶ場所：

• タルトゥのエストニア国立博物館
• タリンのキーク・イン・デ・キョク要塞博物館、太っちょマルガレータの塔がある海洋博物館、そして占領博物館Vabamu
• サーレマー島の保存状態の良いクレサーレ城
• ナルヴァ城と魅力的なナルヴァ博物館

博物館を最大限に楽しむには、ミュージアムカードをご利用ください。エストニアを旅行中に複数のミュージアムを訪れる予定なら、とてもお得です。このカードは12ヶ月間有効で、国内の100以上の博物館と500以上の展覧会で利用できます。ウェブサイトに利用可能な美術館と博物館のリストがあるので確認しましょう。

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